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【結論】CBDオイルは「やばい」のか?安全性・違法性を解説

CBDオイルが「やばい」という言葉を耳にして、不安を感じていませんか?インターネットやSNSでは、CBDに関する様々な情報が飛び交っており、中には根拠のないものや誤解を招く表現も見られます。「本当に安全なの?」「違法じゃないの?」「使ったらどうなるの?」といった疑問や心配を抱える方もいるかもしれません。しかし、正しい知識を持てば、CBDは決して「やばい」ものではありません。この記事では、CBDオイルがなぜ「やばい」と言われるのか、その理由を深掘りし、安全性や合法性、考えられる副作用について科学的根拠に基づきながら分かりやすく解説します。

目次

CBDオイルが「やばい」と言われるのはなぜ?考えられる理由

CBDオイルが「やばい」という言葉で語られる背景には、いくつかの要因が考えられます。最も大きな理由は、「大麻」という植物から抽出される成分であるため、違法薬物や危険なイメージと結びつけられやすいということです。しかし、CBD(カンナビジオール)は、精神作用を引き起こすTHC(テトラヒドロカンナビノール)とは異なる成分であり、日本の法律では合法的に扱われています。

他に「やばい」と言われる理由としては、以下のような点が挙げられます。

  • 副作用の可能性: どんな物質にも多かれ少なかれ副作用のリスクは存在します。CBDにも報告されている副作用があり、それを「やばい」と感じる人がいるかもしれません。
  • 品質のばらつき: 市場には様々なCBD製品が出回っており、中には品質が低かったり、表示と異なる成分が含まれていたりする粗悪品が存在する可能性があります。こうした製品に遭遇した場合、「やばい」と感じる体験につながることがあります。
  • 誤解や偏見: CBDに関する正しい知識が浸透していないため、「ハイになる」「依存する」といった誤解や偏見が生まれやすい状況があります。
  • 医薬品との相互作用: 特定の医薬品を服用している方がCBDを使用する場合、相互作用によって薬の効果が変わる可能性があり、これが「やばい」事態につながるケースもゼロではありません。

これらの理由から、「やばい」という言葉が使われることが多いのですが、その多くは正しい情報や適切な製品選び、使用方法に関する知識不足に起因しています。次からは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

CBDオイルの主な副作用と注意点

CBDは一般的に安全性が高いとされていますが、全く副作用がないわけではありません。すべての人に起こるわけではなく、また症状も軽微な場合が多いですが、使用する上で知っておくべき副作用と注意点があります。

口腔乾燥、眠気、低血圧などの症状

CBDの比較的よく知られている副作用として、以下のような症状が報告されています。

  • 口腔乾燥(ドライマウス): 口の中が乾いた感じがすることがあります。唾液腺への作用によるものと考えられています。
  • 眠気または覚醒: 人によっては眠気を感じたり、逆に覚醒度が増したりすることがあります。個人の体質や摂取量によって異なる反応が出やすい点です。特に眠気を感じる場合は、運転前や機械の操作前などの使用は控えるべきです。
  • 低血圧: CBDには血管を拡張させる作用があり、血圧が一時的に低下することがあります。元々低血圧の方や、血圧を下げる薬を服用している方は注意が必要です。立ちくらみなどを感じることがあります。
  • 下痢、食欲の変化: 消化器系への影響として、下痢や食欲の変化(増進または減退)が報告されることがあります。
  • めまい: 血圧の変動などにより、めまいを感じることがあります。

これらの症状は、通常は軽度であり、時間とともに軽減することが多いです。しかし、症状が重い場合や長く続く場合は、使用を中止し専門家に相談することが重要です。

摂取量と副作用のリスク

副作用の発現リスクは、摂取量に関連があると考えられています。一般的に、高用量を摂取するほど副作用のリスクは高まる傾向があります。しかし、適量であれば副作用を感じない人も多くいます。

CBDの適切な摂取量は、年齢、体重、体質、使用目的などによって大きく異なります。初めて使用する場合は、少量から始め、体の反応を見ながら徐々に量を調整していくのが推奨されています。製品に記載されている推奨量を参考にしつつ、自分にとって最適な量を見つけることが大切です。

肝臓への影響に関する懸念

一部の研究や動物実験において、高用量のCBDが肝臓に影響を与える可能性が示唆されています。しかし、これは非常に高用量を摂取した場合の懸念であり、一般的なCBD製品を推奨量で使用するレベルでは、健常な人における肝臓への重大な影響は現時点では確立されていません。

ただし、肝臓に疾患がある方や、肝臓で代謝される他の薬を服用している方は、CBDの使用について特に慎重になる必要があります。肝臓への影響が懸念される場合は、必ず医師に相談してください。

医薬品との相互作用について

CBDは、体内で特定の酵素(シトクロムP450酵素など)によって代謝されます。これらの酵素は、多くの医薬品の代謝にも関与しています。そのため、CBDを摂取することで、これらの酵素の働きが変化し、同時に服用している医薬品の血中濃度に影響を与える可能性があります。

具体的には、薬の分解が遅くなり血中濃度が高くなりすぎたり、逆に分解が早まり効果が弱まったりする可能性があります。これは、特定の抗てんかん薬、血液を固まりにくくする薬(ワーファリンなど)、免疫抑制剤、一部の抗うつ薬や睡眠薬など、多くの種類の薬で起こり得ると言われています。

現在、何らかの医薬品を服用している場合は、CBDの使用を始める前に必ず医師や薬剤師に相談し、相互作用のリスクについて確認してください。自己判断での併用は危険を伴う可能性があります。

妊娠中・授乳中の使用について

妊娠中や授乳中の女性におけるCBDの安全性に関する十分な研究データは、現時点では不足しています。胎児や乳児への影響について不明な点が多いため、妊娠中や授乳中のCBDの使用は推奨されていません。

安全性を最優先するため、これらの期間中はCBD製品の使用を避けるべきです。

CBDオイルは日本で違法?捕まる?合法性について

CBDオイルが「やばい」と言われる最大の理由の一つが、その合法性に対する疑問でしょう。「大麻」という言葉を聞くだけで、「違法」「逮捕」といったイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、日本の法律において、特定の条件下でのCBDの使用は合法です。

大麻取締法におけるCBDの扱い

日本の「大麻取締法」では、「大麻草の成熟した茎およびその製品(樹脂を除く)」と「大麻草の種子およびその製品」は、法律上の「大麻」から除外され、規制対象外とされています。

CBDは、大麻草の成熟した茎や種子から抽出される成分です。したがって、日本の法律に準拠したCBD製品は、以下の条件を満たす必要があります。

  1. 大麻草の成熟した茎または種子のみを原料としていること。
  2. THC(テトラヒドロカンナビノール)が含まれていないこと。

THCは、精神作用を引き起こす成分であり、日本の法律では厳しく規制されています。CBD製品にTHCが微量でも含まれている場合、それは違法な「大麻製品」とみなされ、所持や使用は法律違反となります。

つまり、合法なCBD製品を選ぶ上では、「THCフリー」であることが最も重要な条件となります。

THCが含まれている製品のリスク

海外で製造・販売されているCBD製品の中には、THCが一定量含まれているものが存在します。これは、国によっては微量のTHC含有が認められている場合があるためです。しかし、日本の法律では、THCの検出は原則として認められていません。

知らずにTHCが含まれているCBD製品を個人輸入などで入手し、使用した場合、日本の法律に触れる可能性があります。海外のサイトから購入したり、個人から譲り受けたりする際には、特に注意が必要です。

「CBD製品を使ったら捕まるのでは?」という不安は、このTHC混入のリスクに起因するところが大きいです。合法な製品を選ぶためには、信頼できる国内の販売元から購入することが非常に重要です。

粗悪品・不正製品の見分け方

市場の拡大とともに、残念ながら品質の低い粗悪品や、表示内容と異なる成分が含まれている不正なCBD製品も流通していると言われています。これらの製品は、意図せずTHCが含まれていたり、CBD含有量が著しく少なかったり、農薬や重金属などの不純物が含まれていたりする可能性があります。

粗悪品を掴まされないためには、以下の点に注意して製品を選ぶことが大切です。

  • 成分分析表(CoA: Certificate of Analysis)の開示: 第三者機関による成分分析を受け、その結果(THCが含まれていないこと、表示通りのCBD含有量であること、不純物がないことなど)を公開しているメーカーや販売元を選びましょう。CoAは製品の品質を証明する重要な書類です。
  • 原料の産地や栽培方法の明確化: どのような環境で育てられた大麻草が原料として使用されているかを開示しているか確認しましょう。有機栽培であるかなども品質の目安になります。
  • 抽出方法: 安全性の高い抽出方法(CO2抽出など)を用いているか確認しましょう。
  • 信頼できる販売元: 実店舗を持つ、公式サイトがしっかりしている、問い合わせ対応が丁寧であるなど、信頼できる販売元から購入することが重要です。安すぎる製品には注意が必要です。

シアリスの記事で個人輸入の危険性に触れられていたように、CBDにおいても、特に海外からの個人輸入にはTHC混入などの大きなリスクが伴います。必ず国内の正規ルートで販売されている、品質が保証された製品を選びましょう。

CBDオイルに依存性はある?

CBDオイルが「やばい」というイメージには、「依存性があるのではないか」という不安も含まれることがあります。しかし、世界保健機関(WHO)をはじめとする多くの専門機関は、CBDには依存性がないという見解を示しています。

精神依存・身体依存について

依存性には、精神依存と身体依存があります。

  • 精神依存: 薬物の使用による精神的な快感や解放感を再び得るために、薬物を繰り返し使用したいという欲求が生じる状態です。
  • 身体依存: 薬物を継続的に使用することで、体が薬物の存在に慣れてしまい、使用を中止すると離脱症状(吐き気、震え、不眠など)が生じる状態です。

WHOの2018年の報告書では、「CBDはヒトにおいて乱用や依存の可能性を示唆する作用を示さない」「公衆衛生上の問題となる乱用や依存性は見られない」と結論づけられています。これは、CBDが精神活性作用を持たず、多幸感や陶酔感といった依存につながるような作用がないためです。

したがって、CBDオイルの使用によって、薬物依存症のような状態になる心配はほとんどありません。

「気持ちいい」と感じる誤解とは?

CBDを使用することで、「気持ちいい」「ハイになる」といった感覚を想像する人もいるかもしれません。これは、CBDがTHCと混同されていることによる誤解です。THCは精神活性作用を持ち、陶酔感や多幸感(いわゆる「ハイ」な状態)を引き起こしますが、CBDにはそのような作用はありません。

CBDを使用することで感じられる効果としては、リラックス、落ち着き、不安の軽減、睡眠の質の向上などが挙げられます。これらの効果は、精神活性作用によるものではなく、心身のバランスを整えるエンドカンナビノイドシステムに働きかけることによるものです。心地よさを感じることはあっても、それは依存につながるような「ハイ」な感覚とは全く異なります。

もし、「ハイになる」目的でCBD製品を使用しようと考えているのであれば、それはCBDの本来の目的や効果とは異なり、違法なTHCを含む製品に手を出すリスクを高めるだけです。CBDは、健康維持やウェルネスのサポートとして使用されるものであり、精神活性作用を求めるものではないことを理解することが重要です。

ヘンプオイルとCBDオイルの違い

CBDオイルについて調べていると、「ヘンプオイル」という言葉もよく出てきます。これらは同じものだと誤解している人もいますが、実際には異なるものです。

ヘンプ(Hemp)とは、大麻草の中でも特に産業用に改良され、THCの含有量が非常に少ない品種を指します。ヘンプオイルは、このヘンプの「種子」を絞って作られる植物油です。

一方、CBDオイルは、ヘンプの「花や葉、茎」といったCBD成分が多く含まれる部位から、特定の抽出方法を用いてCBD成分を抽出・濃縮し、キャリアオイル(オリーブオイルやMCTオイルなど)に配合したものです。

特徴 ヘンプオイル(ヘンプシードオイル) CBDオイル
原料部位 ヘンプの「種子」 ヘンプの「花、葉、茎」(成熟した茎・種子由来)
主成分 必須脂肪酸(オメガ3, 6, 9)、ビタミンE、ミネラル CBD(カンナビジオール)
期待される効果 栄養補給(健康油として)、美容 リラックス、不安軽減、睡眠サポート、炎症抑制など
価格帯 一般的な植物油に近い CBD含有量に応じて高価になる傾向がある
法的扱い 食品として流通(THCを含まない) THCフリーであれば合法的に流通(CBD含有量に依る)

ヘンプオイルは、栄養価の高い食用油としてサラダにかけたりして利用され、健康食品コーナーなどで販売されています。CBDはほとんど含まれていません。CBDオイルは、CBD成分を摂取することを目的とした製品であり、CBD含有量によって価格も大きく異なります。

「ヘンプオイル」と表示されている製品が必ずしも「CBDオイル」であるとは限らないため、購入時にはパッケージの成分表示をよく確認し、「CBD(カンナビジオール)」の含有量が明記されているかを確認することが重要です。

正しく理解!安全なCBDオイルの選び方

これまで見てきたように、「CBDオイルはやばい」という不安の多くは、不正確な情報や品質の低い製品に由来します。安全にCBDオイルを使用するためには、正しい知識を持ち、信頼できる製品を選ぶことが不可欠です。

安全なCBDオイルを選ぶためのポイントは以下の通りです。

  • THCフリーであることの確認: 日本国内で合法的に流通している製品は、THCが含まれていてはなりません。製品パッケージに「THCフリー」と明記されているか、販売元がTHCフリーであることを保証しているかを確認しましょう。前述の成分分析表(CoA)でTHCが検出されていないことを確認するのが最も確実です。
  • 成分分析表(CoA)が開示されているか: 製品ごとにロット番号と紐づいた成分分析表を公開しているかを確認しましょう。これにより、表示されているCBD含有量が正確であるか、THCや農薬、重金属などの有害物質が含まれていないかを自分で確認できます。販売元の公式サイトなどで簡単にCoAを確認できるのが理想的です。
  • 原料となるヘンプの産地や品質: 信頼できる販売元は、原料となるヘンプがどこで、どのように栽培されたかを明確にしています。農薬を使わずに有機栽培されたヘンプは、より安全性が高いと言えます。
  • 抽出方法: CBDの抽出方法にはいくつかありますが、CO2抽出法は、化学溶剤を使わずに純度の高いCBDを抽出できる安全性の高い方法として知られています。
  • CBD以外のカンナビノイドの種類(フルスペクトラム、ブロードスペクトラム、アイソレート):
    • フルスペクトラム: CBD以外にも、CBG、CBNなどの他のカンナビノイドやテルペン、フラボノイドなど、ヘンプに含まれる様々な有用成分を含んでいます。これらの成分が相互に作用することで、CBD単体よりも効果が高まるとする「アントラージュ効果」が期待できます。ただし、微量のTHCが含まれている可能性があるため、日本では基本的に流通していません(厳密にはTHCが検出されないレベル)。
    • ブロードスペクトラム: フルスペクトラムからTHCだけを取り除いたものです。CBD以外の有用成分も含まれているため、アントラージュ効果が期待できつつ、THCフリーの安全性を確保できます。日本の市場ではこのタイプが多く見られます。
    • アイソレート: CBD以外の成分を全て除去し、CBD成分のみを99%以上の純度で抽出したものです。THCフリーであることは確実ですが、アントラージュ効果は期待できません。

    日本国内で流通している製品の多くは、ブロードスペクトラムかアイソレートです。THCフリーであることを確実に求めるなら、これらのタイプから選ぶことになります。

  • 販売元の信頼性: 運営歴が長い、情報開示がしっかりしている、問い合わせ対応が丁寧である、口コミ評価が高いなど、信頼できる販売元から購入することが非常に重要です。オンラインだけでなく、実店舗があるかどうかも一つの判断基準になります。
  • 価格だけでなく品質で選ぶ: 安価な製品には、品質が保証されていないものや、表示通りのCBDが含まれていないものが含まれている可能性があります。価格だけでなく、上記の品質基準を満たしているかを確認して選びましょう。

シアリスのオンライン診療サービスを参考にすれば、CBDにおいても、オンラインストアや公式サイトが充実しており、製品情報やCoAが確認しやすい販売元を選ぶのがおすすめです。また、購入前にカスタマーサポートに問い合わせてみるのも良いでしょう。

まとめ|CBDオイルは知識があれば「やばくない」

CBDオイルが「やばい」と言われる背景には、大麻という植物への誤解、副作用への不安、品質のばらつきやTHC混入のリスク、そして依存性に関する根拠のない情報などが混在していることが分かりました。

しかし、正しい知識を持ち、日本の法律を遵守したTHCフリーの高品質な製品を選べば、CBDは安全に利用できる成分です。CBD自体に依存性はなく、期待される効果も精神活性作用とは異なります。

もしあなたがCBDオイルに興味を持ったものの、「やばい」という言葉に不安を感じていたとしたら、この記事で紹介した情報がその不安を少しでも解消する助けになれば幸いです。

  • 副作用は存在しますが、多くの場合は軽度であり、摂取量に注意することでリスクを下げられます。
  • 日本の法律では、THCフリーのCBD製品は合法です。違法な製品を避けるためには、信頼できる販売元から購入し、成分分析表を確認することが重要です。
  • CBDには依存性はありません。

CBDオイルは、リラックス効果や不安軽減、睡眠の質の向上など、ウェルネスをサポートする可能性を秘めた成分として注目されています。正しく理解し、賢く製品を選び、適切な方法で使用することで、あなたの毎日をより良いものにする可能性を秘めています。

ただし、体質や健康状態は人それぞれ異なります。特に既往症がある方や現在医薬品を服用している方は、CBDを使用する前に必ず医師や専門家にご相談ください。

免責事項:本記事はCBDに関する一般的な情報提供を目的としており、特定の製品の使用を推奨するものではありません。また、疾患の診断、治療、予防を目的としたものではありません。個別の健康状態や治療に関する判断は、必ず専門の医療機関にご相談ください。

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